一般財団法人環境イノベーション情報機構
水産庁 まぐろ類地域漁業管理機関(RFMO)合同会合 「混獲」・「漁業管理」作業部会の結果公表
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2010.07.05 【情報源】水産庁/2010.07.01 発表
水産庁は、平成22年6月23日から7月1日まで、オーストラリアのブリスベンにおいて開催されたまぐろ類地域漁業管理機関(RFMO)合同会合作業部会(「混獲」・「漁業管理」)の結果について取りまとめ公表した。公表によると、漁業管理作業部会においては、日本から遠洋漁業国の大型まき網漁船の減船を提案、他の漁業国から反対意見や、南太平洋島嶼国から途上国の漁業発展を阻害するのではないかとの疑問が呈されたが、大型まき網漁船の増隻を行う状況ではないこと、また、必要な場合には減船すべきことについて理解が広がり、今後、過剰漁獲能力問題の解決に向け各RFMOで具体的措置を検討していくこととなった。
混獲作業部会では、まぐろ漁業における海鳥、海亀、サメ等の混獲削減に向けたRFMOの協調・協力の方向について議論が行われ、データ収集の強化や混獲削減の技術開発等に取り組んでいくことが合意された。【水産庁】