一般財団法人環境イノベーション情報機構
カルタヘナ議定書「第3回共同議長フレンズ会合」開催
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2010.06.28 【情報源】農林水産省/2010.06.24 発表
農林水産省は、平成22年6月15日〜19日にかけて、マレーシアのクアラルンプールで開催された「現代のバイオテクノロジーにより改変された生物の国境を越える移動から生じる生物の多様性への損害についての「責任と救済」に関する第3回共同議長フレンズ会合」の結果概要を公表した。公表によると本会合では、補足議定書案全21条のうち、2つの条項(「財政的保障」及び「産品」に関する規定)を除き、同会合参加国間で、カルタヘナ議定書 第5回 締約国会議(COP-MOP5)の議長国である日本の立場も踏まえた形で基本的な合意に至るなど、COP-MOP5における補足議定書の採択に向けて着実な進展が見られた。
なお、同省では、依然としていくつかの主要論点における更なる討論が必要な状況は継続しているものの、2010年10月に愛知県名古屋市で開催される COP-MOP5における交渉妥結に向けた筋道となり得る前進がみられたとしている。【農林水産省】