一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本の大気中二酸化炭素濃度 観測史上最高値を記録
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.05.14 【情報源】気象庁/2010.05.12 発表
気象庁は、2010年5月12日 国内3地点(岩手県大船渡市綾里、東京都小笠原村南鳥島、沖縄県八重山郡与那国島)の、2010年4月までの大気中二酸化炭素濃度の観測結果を公表した。公表によると、2009年の年平均値(速報値)は3地点でそれぞれ389.7ppm、388.0ppm、389.4ppmとこれまでで過去最高となった。
ここ10年間では3地点平均で1.9ppm/年の割合で増加を続けており、国内で最初に長期連続観測を開始した綾里においては、観測開始時(1987年)より、38.5ppm濃度が増加している。
また、年間で最も二酸化炭素濃度の高くなる春季において、2010年4月の観測値(速報値)は、それぞれ 396.8ppm(綾里)、393.3ppm(南鳥島)、396.2ppm(与那国島)と、すべての観測点で観測開始以来の月平均値の最高値を記録した。【気象庁】