一般財団法人環境イノベーション情報機構
気候変動に関する非公式閣僚級会合(ペータースベルク気候対話) 結果発表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.05.12 【情報源】環境省/2010.05.06 発表
環境省は、2010年5月2日〜4日にドイツ・ボン近郊のペータースベルクで開催された気候変動に関する非公式閣僚級会合(ペータースベルク気候対話)の結果について取りまとめ発表した。この会合は、ドイツ及びメキシコ政府の主催により、43の国・地域が参加、COP16(本年11月末〜12月、メキシコ・カンクン)に向けた交渉の進展について共通認識を醸成するため、重要論点について閣僚同士での意見交換を行うことを目的に開催された。
今後の交渉に関して、COP15 でとりまとめられたコペンハーゲン合意の内容を反映させていくことについて、概ね共通認識が得られた。
交渉成果として法的拘束力のある合意を得る必要性について多くの閣僚が言及した。途上国の閣僚からは京都議定書第二約束期間の合意が不可欠との発言がなされた。
COP16では削減行動等の測定・報告・検証(MRV)や、REDDプラス(途上国の森林減少・劣化による排出量の削減と森林保全)、技術、適応、資金の面で交渉を進展させるべきとの発言が多くの閣僚からなされた。
今次会合の建設的雰囲気を踏まえ、こうした閣僚級非公式会合を今後も継続する意義があることや、閣僚級での議論を交渉官レベルに反映する必要性について指摘された。【環境省】