一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境省 屋久島「永田浜ウミガメ観察ルール2010」を策定
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2010.04.01 【情報源】環境省/2010.04.01 発表
環境省九州地方環境事務所は、同事務所が事務局をつとめる永田浜ウミガメ保全協議会におて、「永田浜ウミガメ観察ルール2010」を策定したと発表。今回発表したルールは、ウミガメの産卵ふ化環境の保全と適正な利用の両立を図るため、平成21年3月に地域の自主ルールとして策定した「永田浜ウミガメ観察ルール2009」を改正したもの。
主な改正点は、以下のとおり。
[1]ウミガメの上陸・産卵頭数が増加している5月1日〜14日のウミガメへの影響を軽減するため、ルールの適用期間を延長し、浜へは立ち入れないものとする。
(改正後)5月1日〜8月31日 ← (改正前)5月15日〜8月31日
[2]明け方に訪れる見学者に対して明解な説明を行うため、ルールの適用時間を明確にした。
(改正後)19:30〜翌朝5:00 ← (改正前)観察会等開催時間〜明け方
[3]8月1日〜8月31日の浜への立ち入りについては、立ち入りのための事前レクチャーを担うボランティアの参加状況により、7月中旬に決定。
当該期間中の立ち入りについては、7月中旬以降に永田浜ウミガメ保全協議会へ問い合わせることとする。
今回の改正点のほか、ウミガメ保護柵に立ち入らないこと、焚き火・キャンプの禁止や、ウミガメ観察時に守るべき事項として、光を使用しない、カメラやビデオ撮影は行わない等の守るべき10のルール、及び報道関係者や研究者などの対象者別ルールがある。【環境省】