一般財団法人環境イノベーション情報機構
ツシマヤマネコ 佐世保市の「いしだけ動物園」で飼育開始
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2010.03.26 【情報源】環境省/2010.03.23 発表
環境省九州地方環境事務所は、ツシマヤマネコ飼育下繁殖事業拡充の一環として、新たに「佐世保市亜熱帯動植物園」(通称:いしだけ動物園)での2頭のツシマヤマネコの飼育開始すると発表した。ツシマヤマネコは、国内では長崎県対馬に80〜110頭が生息しているだけと推定されている「種の保存法」の国内希少野生動植物種。環境省が公表しているレッドリストでは最も絶滅のおそれの高い「絶滅危惧1A類」に分類されている。
ツシマヤマネコの飼育下繁殖事業は、平成11年から福岡市動物園で始まり、現在、繁殖のために飼育しているツシマヤマネコは、福岡市動物園12頭、井の頭自然文化園4頭、よこはま動物園ズーラシア4頭、富山市ファミリーパーク4頭、対馬野生生物保護センターで9頭、計33頭となっている。
今回新たに佐世保市亜熱帯動植物園がツシマヤマネコの飼育下繁殖事業に加わることとなり、3月30日、対馬野生生物保護センターより佐世保市亜熱帯動植物園へツシマヤマネコのオス2頭を移動させる予定。【環境省】