日本政府、ヨルダン・ハシェミット王国の上水道エネルギー効率改善計画へ　無償資金協力

　日本政府は、ヨルダン・ハシェミット王国政府が取り組んでいる「上水道エネルギー効率改善計画」に対し、11億3,200万円の環境プログラム無償資金協力を行うことを決定。2010年2月28日、マラウイの首都アンマンにおいて交換文書の署名式が行われた。
　この計画は、ヨルダンの首都近郊のザルカ地区の送配水システムのエネルギー効率を向上させるための機材を供与するとともに、その維持・運営のための技術指導を行うもの。
　今回の協力により、送配水にかかる消費電力が節約され、将来の計画流量を基準に年間5千トン以上の二酸化炭素の排出が削減されるほか、これまで無駄にされてきた年間190万立方メートルの水が、新たに有効利用されることが期待されている。【外務省】