一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成20年度の硫酸ピッチ不適正処理量は0! 調査開始以来初めて
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2010.02.16 【情報源】環境省/2010.02.15 発表
環境省は、平成20年度に全国で確認された硫酸ピッチの不適正処理についての調査結果をまとめ、平成22年2月15日に発表した。硫酸ピッチは、灯油とA重油を混ぜて不正に軽油を密造する際に発生する、廃硫酸と廃炭化水素油との混合物。著しい腐食性や有毒ガス発生など、健康又は生活環境に著しい被害を生ずるおそれがある。
平成20年度は、硫酸ピッチの不適正処理は確認されず、年度別の調査を開始してから初めて0件となった。また、ピークだった平成15年度(81件、28,383本)と比べ大幅に減少しており、件数、量ともに、減少傾向にある。
平成11年度から平成20年度までに確認された硫酸ピッチの不適正処理の累計は、件数で276件、量で69,457本であり、うち254件、62,372本については処理済みとなっている。【環境省】