一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成20年度全国自動車交通騒音常時監視結果 基準超過住居は約10%
【大気環境 騒音/振動】 【掲載日】2009.12.21 【情報源】環境省/2009.12.18 発表
環境省は全国の自動車交通騒音の状況について都道府県が平成20年度に行った常時監視の結果を取りまとめ、平成21年12月18日に発表した。自動車騒音常時監視は、騒音規制法に規定され、都道府県及び騒音規制法上の政令市が自動車騒音の状況を監視し、環境省へ報告するもの。
なお平成20年度は、全国176地方公共団体において、環境基準の達成状況の評価が実施され、評価の対象は、延長26,155kmの道路に面する地域の、463万2千の住居など(注1)。
評価の対象とされた463万2千戸のうち、昼夜(注2)いずれかが基準値を超過した住居は47万5千戸(約10%)であり、昼夜間ともに環境基準を超過していたのは22万9千戸(約5%)。
幹線道路に近接する193万7千戸では、昼夜いずれかが基準値を超過した住居は33万3千戸(約17%)であり、昼夜間ともに環境基準を超過していたのは16万戸(約8%)
環境基準の達成状況は、近年を比較すると緩やかな改善傾向にある。
なお、全体を道路種類別に分けて集計したところ、昼間または夜間で環境基準を超過していた割合がもっとも高かったのは、一般国道であり、137万5千戸のうち20万8千戸(約15%)であった。
(注1)評価対象住居は道路端から50メートルの範囲にある住居。
(注2)昼:6時〜22時、夜:22時〜6時。
【環境省】