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環境ニュース[国内]

平成21年度田園自然再生活動コンクールの受賞団体決定

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2009.12.17 【情報源】農林水産省/2009.12.15 発表

 農林水産省は、「平成21年度田園自然再生活動コンクール」の受賞団体を12月15日発表した。
 農業は農作物の生産という機能のほかに、田んぼや水路、ため池などにさまざまな生きものを育み、農村の自然を形成する機能をあわせもっている。
 このコンクールは農業・農村がもつ豊かな自然の保全・再生をめざして農家と地域住民、NPOなどが協力して行っている優れた取組みを表彰し、その成果を広く紹介することによって、農村地域の自然環境に対する理解を広めることが目的。
 応募した31道府県71事例の中から愛知県新城市の「鞍掛山麓(くらがけさんろく)千枚田保存会」が農林水産大臣賞に選ばれた。
 その他、「農林水産省農村振興局長賞」、環境省自然環境局長賞など計7事例が選ばれた。
 なお農林水産大臣賞に選ばれた鞍掛山麓千枚田保存会では、棚田全体をビオトープとして、地域に生息するモリアオガエルなどの希少種をはじめとした豊かな自然環境の保全・再生活動に取り組み、農作業体験や自然観察会等を通じて都市との交流や企業との連携を図り、棚田のすばらしさを多方面に発信している。
 受賞団体の表彰、活動報告等は、平成22年1月15日に愛知県名古屋市のウインクあいち「愛知県産業労働センター」で開催予定の「田園自然再生セミナー」において実施される予定。【農林水産省】

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