一般財団法人環境イノベーション情報機構
メバチの漁獲量20%削減で合意 中西部太平洋まぐろ類委員会第6回年次会合
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2009.12.17 【情報源】水産庁/2009.12.12 発表
2009年12月7日から11日まで、フランス領ポリネシアのパペーテで中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第6回年次会合が開催された。WCPFCはこれまでかつお・まぐろ類の国際管理の空白水域となっていた中西部太平洋で、その資源管理を担うことを目的に設立された委員会。04年6月に設立条約が発効し、毎年12月に年次会合を開催している。日本は05年7月にこの条約に加入している。
今回の会合の主な議題は、以下のとおり。
[1]クロマグロの保存管理措置
[2]メバチの保存管理措置
このうち[1]については、09年9月の北小委員会で作成された漁獲努力量(操業隻数・日数等)を現状レベルに凍結する保存管理措置案を原案どおり採択した。
また[2]については、2010年の集魚装置を用いたまき網漁業の操業を3ヶ月間禁止すること、メバチの漁獲量2001−2004年の平均値から20%削減すること等を採択した。【水産庁】