一般財団法人環境イノベーション情報機構
09年平均気温速報値 世界は観測史上3位、国内は7位高温の見込み
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.12.14 【情報源】気象庁/2009.12.14 発表
気象庁は2009年12月14日、09年の世界と日本の年平均気温速報値を発表した。この世界の平均気温発表データは、陸上で観測された気温データと海面水温データを使って算出する統計手法によるもので、09年は平年(1971年から2000年の平均値)より0.31度高く、統計が始まった1891年以降のデータ中では、3番目に高い値となる見込み。
また、日本の平均気温と平年との差はプラス0.58度で、統計を開始した1898年以降では7番目に高い値となる見込み。
なお、この100年で世界の平均気温は0.68℃、日本の平均気温は1.13℃上昇しており、特に1990年代以降高温となる年が頻発している。
気象庁では近年、世界と日本で高温となる年が頻発している要因として、二酸化炭素の増加による地球温暖化の影響に、数年〜数十年規模で繰り返される自然変動が重なったことを上げている。
また、今年の平均気温が高くなった要因の一つとして、夏季にエルニーニョ現象が発生したことなどが考えられるとしている。【気象庁】