BOD・COD基準達成率87.4％に上昇　平成20年度公共用水域水質測定結果

【水･土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2009.11.27 【情報源】環境省／2009.11.27 発表

　環境省は、平成20年度に国と地方公共団体が実施した全国の公共用水域の水質測定結果をまとめ、平成21年11月27日付けで発表した。
　このうち、健康項目26項目の環境基準達成率は99.0％（前年度比0.1ポイント低下）で、ほとんどの地点で環境基準を達成していた。
　生活環境項目では、代表的な水質指標であるBOD又はCODの環境基準達成率は、河川で92.3％（同2.3ポイント上昇）、湖沼で53.0％（同2.7ポイント上昇）、海域で76.4％（同2.3ポイント低下）、全体では、87.4（同1.6ポイント上昇）となり、河川では改善が進んでおり、前年度と同程度の水準となったが。湖沼では依然として達成率が低い状況にあり、海域では達成率が概ね横ばいで推移しているとのこと。
　また全窒素と全りんについての基準達成率は、湖沼で50.0％（同3.6ポイント上昇）となっており、依然として低い水準で推移している。また、海域では、84.9％（同2.7ポイント上昇）となった。【環境省】