一般財団法人環境イノベーション情報機構
2010年漁期のメロ及びオキアミの保存措置合意 南極海洋生物資源保存委員会第28回年次会合
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2009.11.09 【情報源】水産庁/2009.11.09 発表
水産庁は、南極海洋生物資源保存委員会(CCAMLR)の第28回年次会合が、2009年10月26日から11月6日まで、オーストラリア・タスマニア州ホバートで開催されたと発表。同委員会は、南極の海洋生物資源保存管理のために1982年に設立された地域漁業管理機関で、現在日本を含む24か国とECが加盟、年1回開催される年次会合では、海区ごとのメロ総漁獲可能量(TAC)及びメロ、オキアミ等の保存管理措置を決定する。
メロの保存管理措置では、資源悪化の懸念を受け、我が国漁船の操業海区を含む一部の海区において漁獲可能量が削減されたものの、引き続き我が国漁船1隻の操業が認められた。
オキアミの保存管理措置では、操業海区の集中が生態系に与える影響の懸念を受け、我が国が操業している海区において、現行の漁獲可能量62万tでの管理から、4つに分割した海区毎に漁獲可能量(9万3千t〜27万9千t)を設定する管理に変更された。【水産庁】