一般財団法人環境イノベーション情報機構
漁獲枠20%削減で合意 みなみまぐろ保存委員会第16回年次会合
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2009.10.26 【情報源】水産庁/2009.10.23 発表
2009年10月20日から23日にかけ、韓国の済州島において、みなみまぐろ保存委員会第16回年次会合(CCSBT16)が開催された。CCSBTは日本、オーストラリア、ニュージーランドの3か国が1994年に締結したみなみまぐろ保存条約に基づき設置された委員会で、みなみまぐろの総漁獲可能量(TAC)、国別漁獲割当量の設定を行ってきた。
今回の会合では、今後2年の漁獲枠を、日本2,400t×2、オーストラリア4,015t×2、韓国と台湾各859t×2、インドネシア651t×2、ニュージーランド570t×2、フィリピン45t×2、南ア40t×2、EC10t×2、計9,449t×2として09年割当量11,810tに対して年平均20%削減することで合意。
また、ミナミマグロ漁業の遵守措置を確保するための行動計画を各国が作成し、当該計画を次回遵守委員会において検証すること等が合意された。
次回年次会合は、2010年10月9日から14日の日程で、台北で開催される。【水産庁】