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環境ニュース[国内]

タイ・バンコクで気候変動枠組条約関連特別作業部会が開催される

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.10.13 【情報源】農林水産省/2009.10.13 発表

 2009年9月28日から10月9日、タイ・バンコクにおいて、気候変動枠組条約特別作業部会が開催された。
 今回開催された会合は、条約の下での長期協力行動のための第7回特別作業部会(AWG-LCA7)、京都議定書の下での付属書I国の更なる約束に関する第9回特別作業部会(AWG-KP9)の2つの作業部会。
 今回の会合では、AWG-KP9において、先進国の森林・農地等吸収源の取扱いについて議論されるとともに、AWG-LCA7において、途上国における森林減少・劣化に由来する排出の削減や農業分野の取扱いについて議論が行われた。
 次期枠組みにおける森林・農地等の吸収源と伐採木材製品の取扱いについては、12月のCOP15(コペンハーゲン)での合意に向けて、各国の意見をできる限り整理統合することを念頭に議論が行われた。我が国は他の先進国とともに整理統合の作業を進めた。
 また、吸収源の計上方法の違いが各国の将来の吸収量にどのような影響を及ぼすかについて議論を深めるため、関連データや情報について先進各国から発表が行われた。我が国からは、1990年以降の森林吸収量の推移についてデータ提供するとともに、次期約束期間においては森林の高齢化により減少傾向が見込まれることについて情報提供を行った。
 途上国における森林減少・劣化に由来する排出の削減(REDD)の取扱いについては、REDDに取り組む際の配慮事項として、森林のガバナンス、先住民等の参加、生物多様性の保全の促進などについて整理が行われた。
 なお、AWG-LCAでの気候変動における農業分野の取扱いについては、緩和策、適応策、食料安全保障の重要性、研究開発協力等が議論され、次回会合でも、引き続き議論することとなた。【農林水産省】【外務省】

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