第2回日中韓サミット開催

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2009.10.13 【情報源】外務省／2009.10.10 発表

　平成21年10月10日　中国・北京市において中国・温家宝国務院総理議長のもと、日本側から鳩山総理、岡田外相、直嶋経産相、松野内閣官房副長官他、韓国側から李明博大統領他が出席し、第2回日中韓サミットが開催された。
　会議では、10周年を迎えた日中韓協力のこれまでの進捗状況を確認し、将来の展望を示すとともに、共に関心を有する国際・地域情勢について率直な意見交換を行った。
　今後の協力分野として環境・気候変動が取り上げられ、鳩山総理からは日本が表明した1990年比で2020年までに25％温室効果ガス排出量削減について触れ、すべての主要排出国が次期枠組に能力に応じた責任ある形で参加する必要があるとの強い期待を伝え、COP15の成功に向け三国で連携したいと発言した。
　これに対して、温総理及び李大統領からは賛意が示され、温総理からは国連気候変動枠組条約及び京都議定書等との連続性、共通だが差異のある責任、途上国の開発支援、各国による国内削減目標が重要である事が示された。
　また、李大統領からは、各国に国内削減目標を国際機関に登録させる方式の導入の提案があった。
　なお、同日「持続可能な開発に関する共同声明」が発出された。【外務省】