一般財団法人環境イノベーション情報機構
気象庁 2009年8月 日本の天候を公表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.09.01 【情報源】気象庁/2009.09.01 発表
気象庁は、2009年8月の日本の天候を取りまとめ公表した。公表によると、8月は月を通じて太平洋高気圧の本州付近への張り出しが弱かったため、北日本と東日本、西日本日本海側では日照時間が少なかった。気温は、北日本ではほぼ月を通して平年を下回り、また東日本と西日本では上旬と下旬に平年を下回り、月平均気温は北日本と東日本で低く、西日本では平年並となった。一方、沖縄・奄美では、太平洋高気圧に覆われたため晴れて気温の高い日が多く、月平均気温はかなり高く月降水量は少なかった。
月の前半は、北日本太平洋側と東日本、西日本では曇りや雨の日が多く、日照時間の少ない状態が続いた。また、台風第8号が沖縄地方に接近し先島諸島で暴風や大雨になった一方、日本の南海上を北上した熱帯低気圧が台風第9号に発達し、非常に湿った気流が日本付近に流れ込んだため、8日から11日にかけては東北地方から九州の所々で大雨となった。特に、西日本の一部では記録的な大雨となって甚大な被害が発生した。月の後半は、天気は数日の周期で変わるようになった。北日本ではやや雲が広がりやすかったものの、東日本と西日本では大陸から進んできた高気圧に覆われて晴れの日が多くなった。月末には台風第11号が関東地方に接近し、東北地方と関東地方の一部では暴風や大雨となった。【気象庁】