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環境ニュース[国内]

水産庁 第2回 まぐろ類地域漁業管理機関(RFMO)合同会合の結果公表

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2009.07.06 【情報源】水産庁/2009.07.04 発表

 平成21年6月29日から7月3日まで、サン・セバスチャン(スペイン)において第2回まぐろ類地域漁業管理機関(RFMO)合同会合が開催された。
 今回の会合には、5つのまぐろ類地域漁業管理機関に加盟する50の国・地域及びFAO等が参加、個々の地域漁業管理機関だけでは解決できない、あるいは、各機関の協調によって、より効果的な対応が期待できる漁獲能力(漁船数等)の抑制・IUU漁業の廃絶等のグローバルな問題に対処するため、各機関の連携強化を図るための行動方針を議論した。
 その結果、主要な緊急措置として、
[1]世界的にまぐろの漁獲能力(漁船数等)が過剰であるので、これを解決する措置をとること。ただし、沿岸途上国の漁業発展を害しないようこれを実施すること。
[2]管理措置を徹底するため、漁船位置管理システム、オブザーバー、漁獲証明制度等の監視取締措置について、5つの地域漁業管理機関で統一性を図ること。
[3]まぐろ漁業で混獲されるサメ、海鳥、海亀について、協調した対策をとること。
[4]沿岸途上国、特に島しょ国の漁業発展のため、支援措置を考慮すること。
を各地域漁業管理機関に対して、緊急に採択するよう勧告するとともに、これらの問題の解決を促進するため、
[1]漁獲能力管理及び途上国の発展の支援等を検討する作業部会
[2]監視取締措置を検討する作業部会
[3]混獲対策を検討する作業部会
[4]科学的資源評価等を改善する作業部会
の4つの作業部会を設置することなどを全会一致で採択した。
 なお、次回第3回会合は、2011年に米国でされる予定。【水産庁】

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