一般財団法人環境イノベーション情報機構
水産庁 ウナギの産卵生態調査の結果公表
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2009.07.01 【情報源】水産庁/2009.06.30 発表
水産庁と(独)水産総合研究センターは、平成21年6月30日にマリアナ諸島西方の太平洋において実施していたウナギ(ニホンウナギ)の産卵生態調査において、昨年9月の世界初となる成熟ウナギの捕獲に引き続き成功したと発表した。今回は、漁業調査船「開洋丸」及び「北光丸」により、ウナギの産卵海域と想定されるマリアナ諸島西方の太平洋で、大型の中層トロール網を用いたウナギ産卵親魚の捕獲を目的に調査を実施したところ、成熟したウナギ8個体、オオウナギ2個体を捕獲。更に、ウナギのプレレプトケファルス(ふ化後間もない仔魚)と思われる個体を数百個体の採集に成功したもの。
水産庁では、種名はいずれも外部形態から判断したもので、今後速やかにDNA 鑑定を実施し、種を確定させる予定。【水産庁】