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環境ニュース[国内]

平成20年度全国ガンカモ一斉調査結果暫定値を公表 給餌地点が半減

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2009.05.13 【情報源】環境省/2009.05.12 発表

 環境省は平成20年度のガンカモ科鳥類(ガン・カモ・ハクチョウ類)の冬期の生息状況調査「全国ガンカモ一斉調査」の結果を暫定値としてまとめ、平成20年5月12日に公表した。
 この調査は、日本に渡来するガンカモ科鳥類の冬期の生息状況の把握を目的として、昭和45年から全国的に調査日を定めて、一斉に実施しているもので、平成20年度は平成21年1月11日に、全国約9,000地点の湖沼などで約4千人の協力を得て調査が実施された。
 公表内容によると、今回は約9,000地点中約5,900地点でガンカモ科鳥類が観察された。このうちハクチョウ類が観察されたのは、約610地点、ガン類が観察されたのは約100地点、カモ類が観察されたのは約5,800地点。
 観察された個体総数は、ハクチョウ類が約7万4,000羽、ガン類約12万2,000羽、カモ類約173万9,000羽であった。
 過去10年間の調査結果の推移を見ると、全国におけるガンカモ類合計の観察数に大きな変化は見られなかった。
 平成20年度は、平成19年度に給餌の報告があった全国約440地点のうち、半数程度にあたる約240地点で給餌が行われておらず、給餌を休止した地点では、オオハクチョウやオナガガモの減少が認められた。【環境省】

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