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環境ニュース[国内]

イギリス 1人が生涯に使うレジ袋は1万3000枚 レジ袋削減キャンペーン開始

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2009.04.17 【情報源】/2009.04.07 発表

 イギリス政府は4月7日、レジ袋使用量の削減を促す新たなキャンペーンを開始するとともに、イギリスで一人が生涯に消費するレジ袋は1万3000枚にのぼるというショッキングな調査結果を発表した。
 約2500人を対象にした調査によると、一人当たり平均で年間160枚以上の新しいレジ袋を消費、一世帯当たりの平均では最低400枚を消費していた。2008年だけで99億枚が配布されているが、これはオリンピックプール188個分、端を合わせて並べると距離にして月まで7往復分になる。
 ケネディ閣外大臣(環境担当)臣は「年間数十億枚ものレジ袋を消費するのは多大な無駄であり、使い捨て社会を象徴するものだ」と批判。小売業者らによる運動に加え、各自が買い物時にレジ袋の再利用を習慣にすることで、埋め立て処分になる廃棄物を一層減らすことできるはずだと強調した。
 小売業者は2006年以降レジ袋の消費数を26%削減しているが、今回、さらに、政府とイギリス小売協会(BRC)は「バッグ持参を習慣に(Get a bag habit)」キャンペーンを発表。アスダやテスコ等、7つの大手スーパーチェーンが目標とするレジ袋消費数50%減(2006年比で。今年5月末まで)に続く取り組みとなる。
 なお、上記の調査で、レジ袋を再利用している人の「バッグ持参を忘れない方法」として最も多かったのが、「車のトランクに入れておく」で49%、次に多かったのが「ハンドバッグに入れておく」で29%だった。調査対象者の88%は、家庭にレジ袋の備蓄が最高で40枚程度あると答えている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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