「自然公園法及び自然環境保全法の一部改正法律案」を閣議決定へ　生物の多様性の確保など

　環境省は、国立公園等における保全対策の強化等を図り、より積極的に生物の多様性の確保に寄与するため、「自然公園法及び自然環境保全法の一部を改正する法律案」を3月3日に閣議決定し、第171回国会に提出する予定と発表した。
　自然公園法の一部改正の概要は、[1]法の目的として、生物の多様性の確保に寄与することを追加、[2]海域における保全施策の充実、[3]生態系維持回復事業の創設、[4]特別地域等における行為規制の追加、[5]罰則の追加－－など。
　自然環境保全法の一部改正の概要は、[1]法の目的において、生物の多様性の確保を明確化、[2]海域における保全施策の充実、[3]生態系維持回復事業の創設、[4]自然環境保全地域における行為規制の追加、[5]罰金の最高額の引上げ－－など。
　公布の日から1年以内に施行される予定。【環境省】