一般財団法人環境イノベーション情報機構
「容器包装廃棄物3R推進モデル事業」 平成20年度は先進7事例の効果を検証、発信へ
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2008.09.05 【情報源】環境省/2008.09.04 発表
環境省は平成20年9月4日、自治体、事業者、消費者などの協働により地域で容器包装廃棄物の3R(注1)を推進する「容器包装廃棄物3R推進モデル事業」の平成20年度実施分として、7地域の事業を採択したと発表した。この事業は、レジ袋の削減やリターナブルびんの普及、簡易包装商品の普及促進等、地域の協働と連携による先進的な取組について、その効果を検証した上で広く紹介することで全国的な取組を推進し、容器包装廃棄物に係る3R活動が促進されることを目的とし、平成18年度から実施されている。
本年度は7月1日から8月15日まで公募がおこなわれ、特に排出抑制(Reduce)や再使用(Reuse)に役立つ事業を優先的に採択することを基本に、事業の意義や地域連携性などを総合的に検討して選考したとのこと。【環境省】
○採択された事業
(1)市民活動ネットワーク(新潟県三条市)
『地域通貨「らて」を活用したレジ袋削減実証実験』
(2)社団法人環境情報科学センター(東京都千代田区)
『容器包装リデュース策検討調査プロジェクト―いらない容器に「No!」といえる社会づくり―』
(3)3R連携実行委員会(神奈川県小田原市)
『3R促進の具体的行動に活用される生きた情報に係る事業』
(4)名古屋大学大学院環境学研究科環境政策論講座(愛知県名古屋市)
『「なごやリユースびんルール」実証事業』
(5)特定非営利活動法人いびがわミズみずエコステーション(岐阜県揖斐川町)
『西濃地域エコライフ推進プロジェクト』
(6)京都エコ容器包装・商品推進協議会(京都府京都市)
『百貨店等における3R型販売(エコ容器包装やロングライフ商品)の導入実験』
(7)特定非営利活動法人木野環境(京都府京都市)
『リターナブルびんの効果的な選択利用・返却誘導策モデル構築事業』
(注1)3Rは廃棄物の発生抑制(リデュース)、資源・製品の再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)のこと。