一般財団法人環境イノベーション情報機構
20年度環境技術実証事業「湖沼等水質浄化技術分野」の対象技術として2件を採択
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2008.06.27 【情報源】環境省/2008.06.26 発表
環境省が進める「環境技術実証事業」で、湖沼等水質技術技術の平成19年度実証評価機関を務める社団法人日本水環境学会は、実証試験の対象となる湖沼等水質浄化技術を、この程承認した。環境技術実証事業は、すでに適用可能な段階にありながら、環境保全効果等についての客観的な評価が行われていないために普及が進んでいない先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、環境技術実証の手法・体制の確立を図るとともに、環境技術の普及を促進し、環境保全と環境産業の発展を促進することを目的とするもの。
湖沼等水質浄化技術分野の実証試験は流入汚濁負荷の削減だけでは水質改善が難しい湖沼等の閉鎖性水域において、水中、底泥等に蓄積した汚濁を直接浄化するため、または、汚濁負荷の内部生産を抑制するための技術分野が対象。
今回採択された技術はあわせて2件で、シグマサイエンス(株)の「あま〜る式電気分解処理装置」、帝人(株)の「炭素繊維を用いた水質浄化技術」。
これら2技術については、実証機関である石川県において、実証対象技術ごとの実証試験計画を策定し、実証試験を実施する予定。【環境省】