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環境ニュース[国内]

海鳥混獲回避措置強化など決定 インド洋まぐろ類委員会第12回年次会合

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2008.06.13 【情報源】水産庁/2008.06.12 発表

 2008年6月7日から11日にかけ、オマーンのマスカットでインド洋まぐろ類委員会(IOTC)第12回年次会合が開催された。
 インド洋まぐろ類委員会は、インド洋を対象水域(注1)とする、マグロ類の資源保存・最適利用確保を目的とした機関。
 今回の会合には、加盟する25か国・地域が参加し、(1)国連農業機関(FAO)の枠組みからのIOTC分離に関する条約改正、(2)海鳥混獲回避措置の強化、(3)洋上転載の管理、(4)漁獲記録の提出様式、(5)統計データ提出の義務化−−などの議題を検討した。
 このうち台湾の委員会参加を可能にするため、FAOの枠組みからの分離に関する条約改正についてFAO内部での検討経過の報告があり、FAOからの分離手続きについては、既存協定の廃止と新協定の設立が適当との考えが示された。また、途上国からFAOからの分離に反対の立場が示され、今後、議論を継続することとされた。
 海鳥混獲回避措置に関しては、南緯30度以南で操業する全ての漁船について、海鳥混獲回避措置を強化することが合意された。
 洋上転載の管理に関しては、漁獲物の洋上転載を行う運搬船に乗船するオブザーバーについて、オブザーバープログラムの具体的な実施手続きが合意された。
 更に、統計データ提出の義務化に関しては、科学委員会の検討を踏まえ、各国が提出すべきデータ項目が合意された。
 なお、次回第13回年次会合は、2009年3月16日から20日までの期間で開催されることとなり、開催地は、暫定的にセイシェルとされた。【水産庁】

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