国土交通地理空間情報プラットフォームの試作版を公開

【環境行政 行政資料】 【掲載日】2008.05.01 【情報源】国土交通省／2008.04.30 発表

　国土交通省は、国土交通地理空間情報プラットフォームの試作版を公開したと発表。このシステムは、平成19年施行の地理空間情報活用推進基本法、同年5月策定の国土交通分野イノベーション推進大綱および同年6月閣議決定の長期戦略指針「イノベーション25」に基づいて構築が進められているもの。プラットフォームのめざすべき姿やロードマップにかかる同省内および東京大学空間情報科学研究センターとの共同研究による検討を踏まえて、4月30日よりインターネット上で地域や環境などに関するサンプルデータを搭載した試作版として公開される。
　これまで部局や施策ごとに個別に公開されてきた情報を電子地図上に重ね合わせたもので、今後、利用者の意見等を踏まえて拡充していくとしている。また、背景となる電子地図についても、関係部局、地方公共団体等の測量成果をもとに作成した基盤地図情報を利用し、最新かつ詳細なものに順次更新するとしている。
　試作版の公開に当たって、プラットフォームに関する電子アンケートも募集している。地理空間情報の充実や機能強化に関する意見の他、システムの愛称も募集。募集受付先は、 http://www.spat.nilim.go.jp/home/ 。
　なお、このプラットフォームで利用する基盤地図情報と地図表示のための電子国土Webシステムは国土地理院が、また地図にデータを重ね合わせおよび集約システムは国土技術政策総合研究所が開発した。