一般財団法人環境イノベーション情報機構
八郎潟、諏訪湖、釜房ダム貯水池の新たな「湖沼水質保全計画」を決定
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2008.03.18 【情報源】環境省/2008.03.17 発表
平成20年3月17日に開催された公害対策会議幹事会で、湖沼水質保全特別措置法の指定湖沼である(1)宮城県の釜房ダム貯水池、(2)秋田県の八郎潟(八郎湖とも呼ばれる)、(3)長野県の諏訪湖−−についての第5期「湖沼水質保全計画案」が了承され、計画が正式決定された。昭和60年3月から施行された「湖沼水質保全特別措置法」では、環境大臣が指定した全国11の「指定湖沼」について、関係府県知事が5年ごとに「湖沼水質保全計画」を定め、水質保全対策を総合的・計画的に進めることを規定している。
今回の3湖沼のうち、釜房ダム貯水池及び諏訪湖は、4期20年間にわたり同計画による施策が実施されてきたが、18年度でこれまでの計画期間が終了したことに伴い、19年度以降23年度までの5年間を対象として第5期計画が作成されていたもの。
また、八郎潟においては、平成19年12月に閣議決定を経て環境大臣により指定湖沼に指定され、平成20年度から24年度の5年間を対象として、今回最初の湖沼水質保全計画が策定されたもの。
それぞれの湖沼について、(1)23年度(八郎潟は24年度)まで達成すべき化学的酸素要求量(COD)、全窒素、全燐(りん)の水質目標値、(2)水質保全方針、実施する(3)水質保全事業、(4)水質保全規制やその他の措置−−などが示されるほか、「流出水対策推進計画」を策定することが盛り込まれている。【環境省】