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環境ニュース[国内]

平成19年度 途上国若手環境行政担当者向けに水俣病経験の普及啓発セミナーを開催へ

健康・化学物質 公害予防/被害】 【掲載日】2008.03.07 【情報源】環境省/2008.03.06 発表

 開発途上国の若手環境行政担当者に、水俣病の経験を伝えるための環境省主催のセミナーが平成20年3月10日から14日にかけ、新潟県などで開催される。
 環境省は開発途上国水俣病の経験から得た未然防止の必要性などを伝えるため、8年度からこれまでに、インドネシア、フィリピン、タイ、中国、ヴェトナムで「水俣病経験の普及啓発セミナー」を開催してきたほか、15年度からはこれらの国の行政官を日本に招聘し、研修を行ってきた。
 今回のセミナーは、インドネシア、フィリピン、タイ、ヴェトナム、中国、シンガポール、マレーシア、韓国及びモンゴルの9か国の若手環境行政担当者18名を招聘し、実施するもの。
 環境省内で「水俣病の全体概要」や「日本の環境法政策」の講義が行われるほか、新潟県立環境と人間のふれあい館、阿賀野川流域などの見学、新潟水俣病の概要、教訓に関する講義、新潟県及び新潟市の環境の取組、語り部の講話−−などのプログラムを通じて公害未然防止の重要性などを伝え、参加者にそれぞれの国での環境保全施策に役立ててもらうことをめざしている。【環境省】

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