一般財団法人環境イノベーション情報機構
ダイオキシン類測定を伴う請負調査受注資格審査結果 20年度14機関が合格
【健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2008.03.06 【情報源】環境省/2008.03.04 発表
環境省は平成20年3月4日、20年度のダイオキシン類環境測定調査受注資格審査で、14機関が合格したと公表した。ダイオキシン類の測定・分析は高度な技術が必要で、精度管理がきわめて難しいことから、同省が実施するダイオキシン類環境測定を伴う請負調査については、「ダイオキシン類の環境測定に係る精度管理指針」に基づき、この受注資格審査で資格を得た測定分析機関に対してのみ、競争入札への参加が認められている。
審査は、GC/MS法(高分解能ガスクロマトグラフ質量分析法)と生物検定法に別れて行われているが、今回はGC/MS法(高分解能ガスクロマトグラフ質量分析法)については、審査の申請があった15機関のうちの12機関(合格率:80%)、生物検定法については、審査の申請があった3機関のうちの2機関(合格率:67%)が合格した。
20年度の審査に合格した機関については原則、GC/MS法については20年度から22年度までの3年間、生物検定法については20、21年度の2年間の受注資格が付与される(注1)。
なお今回の結果により、GC/MS法の20年度受注資格を持つ機関は、18〜19年度合格した機関を含め87機関、生物検定法の20年度受注資格を持つ機関は、18〜19年度に合格した機関を含め4機関となった。
なお、受注資格審査は20年度分より、年1回のみとしていた。【環境省】
(注1)ただし、18〜19年度審査の合格機関が、今回の審査で項目を追加申請し合格した場合の受注資格有効期限は、すでに受注資格を有している期限まで。