一般財団法人環境イノベーション情報機構
18年のダイオキシン類排出量 15年に比べ15%削減
【健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2007.12.19 【情報源】環境省/2007.12.18 発表
環境省は平成9年から18年までの日本のダイオキシン類排出量目録を、19年12月18日までにとりまとめた。ダイオキシン類の排出目録は「ダイオキシン対策推進基本指針」や「ダイオキシン類対策特別措置法」に基づき定められた国のダイオキシン類削減計画に基づき、毎年整備することとなっている。
今回の発表によれば、18年のダイオキシン国内排出総量は289〜317g−TEQ/年で、15年の国内排出総量372〜400g−TEQ/年と比べると約15%削減されている。
11年3月にダイオキシン対策関係閣僚会議が決定した「ダイオキシン対策推進基本指針」による国の削減計画は、「15年の排出総量を9年に比べ約9割削減する」という目標を掲げていたが、この目標は15年のダイオキシン類総排出量が9年比で95%削減されたことにより達成されている。
現在は17年6月に新たに設定された削減目標(「22年の排出総量を15年比で約15%(総排出量で315〜343g−TEQ/年に)削減する」とされている)に基づき削減計画が進められているが、今回まとめられた平成18年度総排出量289〜317g−TEQ/年は計画を4年前倒しで達成しており、順調に削減が進んでいる。【環境省】