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環境ニュース[国内]

218件めまでの京都メカニズム案件承認 CDM5件

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.08.22 【情報源】経済産業省/2007.08.22 発表

 経済産業省に申請されていたクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクト5件が、、平成19年8月20日までに「京都メカニズム推進・活用会議」に承認され、日本政府の正式なプロジェクトとなった。
 CDMは各国の削減目標達成のための市場原理を活用した国際的な仕組み「京都メカニズム」の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。
 日本政府の正式なプロジェクトとなるためには温暖化対策関連省庁のいずれかに承認申請を提出し、関連省庁が共同で開催する「京都メカニズム推進・活用会議」で承認されることが必要。
 今回承認されたのは、三菱UFJ証券(株)が申請した(1)タイ・アユタヤ県タ・ルア地区での籾殻を燃料としたバイオマス発電機建設・運営プロジェクト(年平均CO2排出削減量:CO2換算で4.2万トン)、中部電力(株)が申請した(2)インド・チャッティスガル州ライプル地区の製鉄所内での廃熱回収自家発電プロジェクト(同:11.7万トン)、東北電力(株)が申請した(3)中国・四川省巴中市平昌
県での最大出力3万6,000キロワットの水力発電所建設プロジェクト(同:11.3万トン)、三菱商事(株)が申請した(4)中国・甘粛省迭部県達拉川河口での流れ込み式水力発電プロジェクト(同:22.2万トン)、(5)中国・広東省河源市龍川県でのの7MW水力タービン発電機2基を装備する水力発電プロジェクト(同:4.2万トン)。
 今回の承認分までで、日本の正式な京都メカニズム承認案件数は218件、全承認プロジェクトの年平均CO2排出削減量の合計はCO2換算で9.272.4万トンとなった。【経済産業省】

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