一般財団法人環境イノベーション情報機構
中越沖地震後の柏崎刈羽原発・各プラントの状況を公表 19年7月31日時点
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2007.08.01 【情報源】原子力安全・保安院/2007.07.31 発表
東京電力(株)は平成19年7月31日、新潟県中越沖地震(注1)発生後の柏崎刈羽原発各プラントの状況を原子力安全・保安院に情報提供した。この日の情報提供では、1号機タービン建屋のサブドレン(注2)と、1〜4号機側放水口で微量の油膜がみつかったため、サブドレンの排水を停止し、油膜状況を継続監視することが報告された。
なお、報告・情報提供を受けた原子力安全・保安院は同日、東京電力が調査したプラント状況の事実確認作業を現地の保安検査官が行っていること、柏崎刈羽原発の主排気筒放射線モニタやモニタリングポストに、異常値が確認されていないことをあきらかにした。【原子力安全・保安院】
(注1)新潟県中越沖地震は19年7月16日、柏崎刈羽発電所から約9キロメートル離れた新潟県中越沖を震源として、マグニチュード6.8の規模で発生した地震。当時柏崎刈羽原発の1号機、5号機、6号機は停止中だったが、運転を行っていた2号機、3号機、4号機、7号機は自動停止した。
(注2)建屋周辺の地下水を汲み上げる設備。