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環境ニュース[国内]

柏崎刈羽原発で把握された中越沖地震によるトラブル状況公表 19年7月17日午後5時時点

エネルギー 原子力】 【掲載日】2007.07.18 【情報源】原子力安全・保安院/2007.07.18 発表

 東京電力(株)は新潟県中越沖地震(注1)発生後、平成19年7月17日午後5時現在までに柏崎刈羽原発の各プラントで把握されたトラブルの状況を同日、公表した。
 この公表内容には、3号機変圧器での火災発生(16日鎮火済み)、6号機で発生した放射性物質を含んだ漏水の海への放出(放出停止済み)のほか、1、2、3、6号機の変圧器での油漏れ、固体廃棄物貯蔵庫第2棟内でドラム缶約100本が転倒し、うち数本のドラム缶の蓋が開いていたこと−−など46件が含まれている。 
 なおこの公表内容についての情報提供を受けた原子力安全・保安院は、変圧器からの油漏れ、管理区域外への放射性物質の漏えい、固体廃棄物のドラム缶の転倒などの状況については、加藤重治審議官以下、保安院の職員らが現場で事実確認をしていると説明。また、固体廃棄物ドラム缶の転倒については、東電にすみやかに実態を把握し、評価するよう指示したとしている。
 さらに保安院は、東電が同じ17日に発表した、7号機主排気筒からのヨウ素・粒子状放射性物質検出についても触れ、(1)今回の検出によって周辺環境への影響はないとする東京電力の評価は妥当であること、(2)1〜6号機の主排気筒の放射性物質測定結果は検出限界値未満であること、(3)主排気筒から放射性物質検出と地震との関係は現段階では不明であるが、可能な限り調査を実施するよう東電に指示したこと−−をあきらかにした。【原子力安全・保安院】 

(注1)新潟県中越沖地震は19年7月16日、柏崎刈羽発電所から約9キロメートル離れた新潟県中越沖を震源として、マグニチュード6.8の規模で発生した地震。当時柏崎刈羽原発の1号機、5号機、6号機は停止中だったが、運転を行っていた2号機、3号機、4号機、7号機は自動停止した。

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