一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

RPS法による電気供給総量、18年度は約65億キロワット時に

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2007.07.10 【情報源】資源エネルギー庁/2007.07.09 発表

 資源エネルギー庁は「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(RPS法)」の18年度1年間の施行状況をまとめ、19年7月9日に公表した。
 「RPS法」は、電力会社に年間小売電力量の一定割合を新エネ発電でまかなうことを義務づけるとともに、義務枠を満たさない事業者に対しては、義務枠以上の発電量がある事業者の発電分などの一定量を「新エネルギー等電気相当量」として購入するか、他事業者から新エネにより発電された電気を購入するかして、義務を果たすことを求めている法律。
 公表内容によると、18年度は6万7,127件の設備が法に基づく新エネ発電設備の基準に適合していると認定され、法施行(注1)以降、19年3月31日までの新エネ発電設備の総認定数は33万3,898件となった。
 また、これらの認定設備で発電された電気供給総量は65億737万8,311キロワット時で、17年度の55億7,623万5,408キロワット時よりさらに増加した。
 発電の種類ごとの総設備数としては、太陽光発電施設の33万2,852施設が最も多く、中小水力発電設備の385施設、風力発電設備の327施設、バイオマス発電施設305施設がこれに続いたが、実際の電気供給量では、バイオマス発電(28億6,432万8,923キロワット時)、風力発電(21億4,414万4,120キロワット時)、中小水力発電(9億4,250万1,995キロワット時)、太陽光発電(5億4,157万572キロワット時)、地熱発電(1,112万9,000キロワット時)、複合型発電(370万4,331キロワット時)の順に多かった。
 一方、新エネ発電の義務が課せられた電気事業者は計39社、その義務発電量総量は44億4,261万1,000キロワット時にのぼったが、結果的には39社すべてが18年度の義務を履行。39社のうち18社が次年度に53億7,075万3,000キロワット時分をバンキング(注2)した。なおこれとは別に、新エネ発電事業者16社が2億9,206万5,000キロワット時分をバンキングしていることから、19年度にバンキングされた総量は、56億6,281万8,000キロワット時となった。

(注1)新エネ発電設備の基準に適合していることの認定に関する規定は15年4月の全面施行に先立ち、14年12月6日から施行されていた。
(注2)その年度の義務発電量以上に新エネ発電による電気を供給した場合、義務超過分を次年度の義務履行のため持ち越すことと、新エネ発電事業者が次年度まで「新エネルギー等電気相当量」を持ち越すこと。【資源エネルギー庁】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク