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環境ニュース[国内]

187〜190件めの京都メカニズム案件承認 CDM4件

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.06.29 【情報源】経済産業省/2007.06.29 発表

 経済産業省に申請されていたクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクト4件が、平成19年6月29日までに「京都メカニズム推進・活用会議」に承認され、日本政府の正式なプロジェクトとなった。
 CDMは各国の削減目標達成のための市場原理を活用した国際的な仕組み「京都メカニズム」の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。
 日本政府の正式なプロジェクトとなるためには温暖化対策関連省庁のいずれかに承認申請を提出し、関連省庁が共同で開催する「京都メカニズム推進・活用会議」で承認されることが必要。
 今回承認されたのは、東京電力(株)が申請した(1)中国甘粛省蘭州市での51.5メガワット規模の自流式水力発電所建設プロジェクト(年平均CO2排出削減量:CO2換算で18.3万トン)、(2)チリのパルプ・製材工場での30メガワット規模のバイオマスコジェネレーション発電所建設・運営プロジェクト(同:10.3万トン)、(3)チリの合板工場での30メガワット規模のバイオマスコジェネレーション発電所建設・運営プロジェクト(同:9.8万トン)、日本カーボンファイナンス(株)が申請した(4)メキシコ・ファレス市の廃棄物埋立場でのランドフィルガス(注1)回収発電プロジェクト(同:15.5万トン)。
 日本としては187〜190件めの正式な京都メカニズム承認案件にあたり、全承認プロジェクトの年平均CO2排出削減量の合計はCO2換算で8,524.3万トンとなった。【経済産業省】

(注1)ごみの埋立処分場で、ごみが微生物によって分解されることによって発生するガス。

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