一般財団法人環境イノベーション情報機構
東京・丸の内で交通需要マネジメント実証実験実施を決定
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.11.08 【情報源】国土交通省/2001.11.08 発表
丸の内の企業、ビル管理者、物流関係者、学識経験者、地方公共団体などで構成される「丸の内物流効率化実行委員会」は、平成14年2月1日から28日までの1か月間、東京都千代田区丸の内2丁目を中心として、共同配送の実証実験を実施することを決定した。現在丸の内地区では、まちづくりガイドラインに基づく再開発事業が進められており、今回の実証実験では、路上駐車抑止対策に加え、環境にやさしく効率的な物流体系の実現に向け、まちづくり主体であるビル管理者、テナント企業、物流事業者が一体となった取組みを行うことを計画している。
具体的にはビル管理者(地権者)、テナント企業(荷主)、交通事業者が「物流効率化」「交通量・環境負荷の低減」「路上駐車台数の削減」「ビル施設の適正利用」などについての地域ルールを定め、ビルごとに荷物を一括配送することによる交通量削減や、共同配送を行う物流車輌への低公害車導入などに取り組む。
なお、この実証実験は、警察庁と国土交通省の認定を受けた「交通需要マネジメント(TDM)実証実験」として実施され、実験結果は、丸の内地区全体での新しい物流システムの導入に向けた検討等に活用される予定。【国土交通省】