一般財団法人環境イノベーション情報機構
国際サンゴ礁イニシアティブ総会開催へ 4月23・24日に東京・池袋で
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2007.04.17 【情報源】環境省/2007.04.17 発表
2007年4月23・24日の両日、国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)総会が、東京・池袋のホテルメトロポリタンで開催される。ICRIは1994年に開始されたサンゴ礁保全のための国際協力の枠組みで、07年4月現在、44か国・40機関が参加。日本はパラオ共和国ともに、05年7月から07年6月まで事務局を務めている。
今回の総会では、(1)08年に予定されている「国際サンゴ礁年2008」の統一ロゴ・活動計画の決定のほか、(2)サンゴ礁の海洋保護区ネットワーク(注1)構築に向けた取組み、(3)サンゴ礁と気候変動(注2)、(4)気候変動に起因する海洋の酸性化がサンゴ礁に及ぼす影響、(5)サンゴ礁に関連が深い生態系であるマングローブ−−について議論が行われる予定。【環境省】
(注1)海洋保護区ネットワークは、「保護区の適切な配置」、「管理の充実」、「情報の整備・共有」など、海洋生態系保全を効果的に達成しようという取組み。02年に開催されたヨハネスブルグサミットでは12年を期限とする海洋保護区ネットワーク構築が実施計画として採択されている。
(注2)07年4月にまとまった気候変動に関する政府間パネル(IPCC)・第4次報告書第2作業部会は、約1〜3℃海面温度が上昇すると、サンゴの白化や広範囲な死滅が頻発すると予測している。