一般財団法人環境イノベーション情報機構
阪神高速道路でロードプライシング試行実施
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.10.22 【情報源】国土交通省/2001.10.19 発表
国土交通省では、阪神高速道路公団理事長から申請のあった、阪神高速道路での環境ロードプライシングの試行実施について、平成13年10月19日付けで申請通り認可を行った。環境ロードプライシングは、交通渋滞や大気汚染の著しい地域で走行する自動車に対し、追加的に料金を徴収することにより、渋滞緩和や大気環境の改善をめざす制度。
今回の試行では、湾岸線を通行する大型車の通行料金を割引き、渋滞の激しい神戸線から湾岸線に誘導することを目指す。
ノンストップ自動料金支払いシステム(ETC)を利用して、湾岸線の阪神西線区間を通行する大型車の場合は、現行1000円の料金に対し、20%の割引の800円の料金設定とした上で、平成13年11月30日から平成16年6月30日まで実施予定の「ETC期間限定特別割引」もあわせて適用されるため、640円の料金で通行が可能となる。
またETCを利用しない大型車についても、湾岸線の阪神西線区間と阪神東線区間を連続して現金により通行する場合で、阪神西線区間の通行料金を200円割り引く。これにより、現行料金2,400円のところ、2,200円で通行できる。
なお、この試行は平成13年11月1日から開始される。【国土交通省】