一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス 小売業者がレジ袋等の規制に同意
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2007.03.07 【情報源】/2007.02.28 発表
イギリスの小売業者は、2008年までに、レジ袋や紙袋による環境影響を25%削減することに同意した。この動きは、すべての分野の小売業者の代表を巻き込んだもので、イングランド、北アイルランド、スコットランド、ウェールズの環境省による呼びかけに応じたもの。
小売業者の中には、既に袋のリユースや買い物袋の奨励、代替物質を利用した袋の開発などに取り組んでいる者もあるが、これをさらに推進する。
今回の合意により、各事業者は、消費者に袋の利用数を減らすよう奨励したり、袋の素材を環境影響の少ないものにしたり、袋をリサイクルできるようにするなど、それぞれ、販売形態や消費者に見合った柔軟な方法で、環境影響を削減する。
現在イギリスでは年間130億枚の袋が消費されている。もし25%目標を達成できれば、CO2排出量は最大、年間5万8500トン減少し(これは自動車1万8000台分に相当)、気候変動対策にも大きく貢献する。
今回署名した事業者は、今後、廃棄物・資源行動プログラム(WRAP)と協力して、環境影響の削減度合いを測定・報告するためのベースラインを見つけ出す作業を始める。
進捗状況は、参加事業者、政府、WRAPが共同でモニタリングする。2008年末までにはレビューを行い、2010年までにさらに削減するためには何をすべきか検討する。【イギリス環境・食糧・農村地域省】