一般財団法人環境イノベーション情報機構
化学物質規制の国際動向に関するシンポ プログラム・参加申込方法を公表
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2007.02.02 【情報源】環境省/2007.02.01 発表
環境省は、平成19年3月に東京と横浜で開催する「化学物質管理・規制をめぐる国際動向に関するシンポジウム」のプログラムや参加申込方法の概要を19年2月1日付けで公表した。このシンポジウムは、EUでの新化学品規制「REACH(注1)」成立、カナダの新化学物質管理計画公表など、化学物質をめぐる海外の最新動向について理解を深めるととともに、今後の日本の化学物質管理の方向性を考える機会を提供することが目的。
東京での第1回シンポジウム「欧州REACHと我が国の対応」は、3月2日13時20分から17時まで、科学技術館サイエンスホール(東京都千代田区)での開催。
プログラムとしては、環境省による欧米と日本の化学物質審査規制制度の概要説明、国内事業者のREACHへの対応に関するアンケート結果の報告(注2)−−が行われるほか、欧州委員会環境総局化学物質課のde Avila女史による講演「欧州REACHの概要と今後の展望」、織朱實・関東学院大学法学部助教授がコーディネーターパネルディスカッション「欧州REACHと我が国の対応」が予定されている。
また横浜での第2回シンポジウム「諸外国における化学物質管理の最新動向」は、3月30日9時30分から15時30分まで、パシフィコ横浜アネックスホール(横浜市西区)での開催。
アメリカ環境保護庁、カナダ健康省、欧州委員会産業総局化学品課、中国国家環境保護総局担当官、韓国環境部担当官の担当官らによる各国・地域での化学物質管理に関する報告が行われる。
いずれも参加費は無料、同時通訳つき。
参加申し込みはウェブ上の申込みサイト、FAXにより受け付けている。FAXの場合は、氏名、フリガナ、所属、電話番号、FAX番号、メールアドレス、参加希望回(第1回、第2回、両方)を明記の上、シンポジウム事務局(FAX03−3553−7092)に送信することが必要。
申込み締め切りは第1回分が19年2月23日17時、第2回分が19年3月23日(金)17時。
(注1)REACHは06年12月に成立した欧州の新化学物質規制で、(1)既存化学物質のリスク評価の実施主体を政府から産業界に移行する、(2)化学物質の製造・輸入業者だけでなく、ユーザー産業にもリスク評価の義務を課す、(3)化学品を使用している製品についても一定の条件で含まれる化学物質のリスク評価を義務づける−−といった点が主な内容。
(注2)このアンケートは調査実施機関である(社)海外環境協力センター(OECC)ホームページで公開され、2月16日(必着)まで回答を受付中。【環境省】