一般財団法人環境イノベーション情報機構
宮崎県新富町の養鶏場で鶏23羽が死亡 高病原性鳥インフルエンザ発生の疑い
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2007.01.31 【情報源】農林水産省/2007.01.30 発表
採卵用の鶏を飼育している宮崎県新富町の養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例が発生していることが、農林水産省の平成19年1月30日付け発表であきらかになった。この養鶏場は、先に高病原性鳥インフルエンザ発生が確認された清武町や日向市の養鶏場とは10キロメートル以上離れており、移動制限区域(注1)とはなっていなかったが、19年1月30日に約9万3,000羽いる鶏のうち23羽が死亡。現在、宮崎家畜保健衛生所で病性鑑定が進められている。
なお農林水産省と宮崎県は、病性鑑定が終了するまでの間の措置として、(1)この養鶏場の飼養鶏の隔離、(2)周辺養鶏場に対する鶏の移動自粛要請、(3)周辺養鶏場の状況把握−−の3点を実施する方針を30日中に固めた。
今後、病性鑑定により、高病原性鳥インフルエンザの発生が確認された場合には、飼養家きんの殺処分、発生場所の消毒、周辺農場での法的な移動制限などの防疫措置が講じられることになる。
(注1)先に高病原性鳥インフルエンザが発生した清武町・日向市の養鶏場から半径10キロメートル以内の地域が該当。家きんの移動などが禁止されている。【農林水産省】