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環境ニュース[国内]

レッドリストの第2回見直し 鳥類、爬虫類、両生類、その他無脊椎動物のリストが完成

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.12.25 【情報源】環境省/2006.12.22 発表

 日本の絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト(レッドリスト)のうち、「鳥類」、「爬虫類」、「両生類」、「その他無脊椎動物」の4種のリストが2006年12月22日までにまとまった。
 レッドリストは、生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を評価、選定したもので、法律上の効果を持つものではないが、絶滅のおそれがある野生生物の保護を進めていくための基礎資料として広く活用されることを目指している。
 日本では1986年度から「緊急に保護を要する動植物の種の選定調査」が実施され、その結果をまとめた初のレッドデータブック「日本の絶滅のおそれのある野生生物 脊椎動物編、無脊椎動物編」が91年に刊行されたが、94年にIUCNが客観的な評価基準に基づく新しい絶滅カテゴリーを採択したことに従い、第1回見直し作業が95年から開始され、00年4月まで完了した。
 今回公表されたリストは第2回見直し分で、02年から検討が開始されていた。
 「鳥類レッドリストでは、旧リストで89種だった絶滅のおそれのある種の数が92種に増加。同じく「爬虫類」では旧リスト18種が31種に、「両生類」では旧リスト14種が21種に、「その他無脊椎動物」では旧リスト33種が56種に増加した。
 環境省としては今後、新リストの周知に努めるとともに、「種の保存法」に基づく国内希少野生動植物種への指定など必要な保護対策を検討していく方針。【環境省】

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