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環境ニュース[国内]

国環研・重点研究プログラム「地球温暖化研究プログラム」のウエッブサイト開設

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2006.12.13 【情報源】国立環境研究所/2006.12.13 発表

 独立行政法人国立環境研究所は2006年12月13日、同研究所の4つの重点研究プログラム(注1)のうちの1つ「地球温暖化研究プログラム」のウエッブサイトを開設した。
地球温暖化研究プログラム」は、世界最高水準の観測・モデルに基づき、地球温暖化とその影響・リスクに関するメカニズムの解明、将来起こりうる温暖化の予測、脱温暖化社会への道のりを示す見通しや道筋の研究などをめざしたプログラムで、具体的には(1)温室効果ガスの長期的濃度変動メカニズムとその地域特性の解明、(2)衛星利用による二酸化炭素等の観測と全球炭素収支分布の推定、(3)気候・影響・土地利用モデルの統合による地球温暖化リスクの評価、(4)脱温暖化社会の実現に向けたビジョンの構築と対策の統合評価−−の4つの中核研究プロジェクト、その他の8つの関連プロジェクト(注2)、同研究所地球環境研究センターが実施するモニタリングなどの事業のうち温暖化に関係する活動から構成されている。
 またプロジェクトの研究成果は「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」などを通じて、国内外の地球温暖化対策に活用される予定。
 今回開設された「地球温暖化研究プログラム」のサイトは、中核研究プロジェクト、8つの関連プロジェクト、地球環境研究センターが実施する関係活動の内容を具体的に紹介しているほか、年次報告などの外部公表資料を掲載するとしている。
 
(注1)国立環境研究所の他の3つの重点研究プログラムは「資源循環社会研究」、「環境リスク研究」、「アジア自然共生研究」。
(注2)8つの関連研究プロジェクトの内容は「過去の気候変化シグナルの検出とその要因推定」、「高山植生による温暖化影響検出のモニタリングに関する研究」、「京都議定書吸収源としての森林機能評価に関する研究」、「太平洋小島嶼国に対する温暖化の影響評価」、「温暖化に対するサンゴ礁の変化の検出とモニタリング」、「温暖化の危険な水準と安定化経路の解明」、「温暖化政策を評価するための経済モデルの開発」、「アジア太平洋地域における戦略的データベースを用いた応用シナリオ開発」。【国立環境研究所】

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