一般財団法人環境イノベーション情報機構
全国の空気中放射線観測値に異常なし 18年10月9日朝から10日朝まで
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.10.11 【情報源】文部科学省/2006.10.10 発表
文部科学省は平成18年10月10日、北朝鮮政府が地下核実験を実施した9日の午前9時から10日午前9時までの全国の空気中放射線観測データを公表するとともに、この数値に大きな異常は認められなかったと発表した。公表されたデータは、47都道府県、環境省、(財)日本分析センターが実施している、環境放射線連続測定装置(モニタリングポスト)による空間放射線量率(注1)の測定結果。また参考情報として、(独)日本原子力研究開発機構の施設と、原子力安全・保安院のオフサイトセンターでの測定値も明らかにされた。
公表内容によると、全測定地点とも、実験前日の8日午前9時から9日午前9時までの数値と大きな変化はなかったという。
(注1)ある時間内に空気中を通過する放射線の量。環境放射線モニタリングの重要測定項目の1つ。