一般財団法人環境イノベーション情報機構
アジア太平洋地域で オゾン層破壊物質・有害廃棄物の違法取引の取締りを強化
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2006.09.14 【情報源】/2006.09.01 発表
アジア太平洋地域で、オゾン層破壊物質や有害廃棄物の違法取引の削減を目指すプロジェクトが、9月1日からスタートした。「空の穴 修繕プロジェクト」と名づけられたこの事業には、各国の税関当局、環境当局、世界税関機構(WCO)のアジア太平洋地域情報連絡事務所、UNEPのアジア太平洋地域事務所、バーゼル条約地域センターなどが参加している。
今後、第1段階(最初の6カ月間)ではオゾン層破壊物質、第2段階では有害廃棄物を中心に、税関を通過するこれらの物質の動きを監視していく。
途上国に密輸されるオゾン層破壊物質の量について正確な推計を示すことは難しいが、例えば、タイでは、2005年に8万8291kgのオゾン層破壊物質が押収されている(2004年の6997kgから急増)。
違法なオゾン層破壊物質は、この他、中国、インド、フィリピン、インドネシアでも押収されている。【UNEP】