一般財団法人環境イノベーション情報機構
NPO活動などの副業的活動に携わる人 推計1,240万人に
【環境一般 市民活動】 【掲載日】2006.06.15 【情報源】国土交通省/2006.06.14 発表
国土交通省の国土審議会・ライフスタイル・生活専門委員会は、ボランティアやNPO活動なども含め、2006年時点で複数の仕事に携わっている多業者の数が1,240万人に達しているとの推計結果を06年6月14日に公表した。この推計は1万人を対象に実施したWEB上のアンケート結果にもとづいたもの。
アンケート結果からは、多業者数が1万人中1,269人(約13%)にのぼること、年齢別にみると、多業者の割合が高いのは40代後半から50代前半であること、現在1つの仕事にしか携わっていない人でも、「将来、複数の仕事に携わりたい」と回答した人が約25%いること−−などが把握された。
委員会はこれらの結果から、06年、10年、30年時点で多業に携わっている人口を推計。それぞれ約1,240万人、約1,550万人、約2,440万人に達すると予測された。
なお、アンケートにより把握された副業の内容は、パート・アルバイトが約3割、農林水産業と手工業以外の自営業が約2割、自治会、消防団、PTAなどの地域活動、無償のボランティア・NPO活動がそれぞれ約2割だったが、本業が有償のボランティア団体・NPO団体である人は全体の0.5%にとどまっていたという。【国土交通省】