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環境ニュース[国内]

兵庫県、瀬戸内海海域での小型底びき網漁業について「資源回復計画」作成

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.05.25 【情報源】水産庁/2006.05.25 発表

 兵庫県は同県瀬戸内海海域での小型底びき網漁業についての「資源回復計画」を作成し、2006年5月25日に公表した。
 「資源回復計画」は悪化傾向にある日本周辺水域の水産資源の回復を漁業関係者や行政が一体となって取組むために策定されるもので、複数県にまたがり分布する資源については国が、分布が一都道府県内にとどまる場合は都道府県が計画を作成することになっている。
 特定の魚種に着目した「魚種別資源回復計画」のほか、特定の漁業種類により漁獲される多種類の魚種を対象とした「包括的資源回復計画」があり、今回の計画は「包括的資源回復計画」の第1例目となった。
 兵庫県瀬戸内海海域での小型底びき網漁業は、1993年の約1万6,000トンをピークに減少傾向にあり、00年以降は1万2,000トンを割り込んだ状況が続き、資源水準も低下している。
 今回の「資源回復計画」は、現在の1経営体あたりの漁獲量の維持、漁獲金額の減少傾向に歯止めをかけることを目標に設定しつつ、全長制限による再放流、漁具改良、休漁日の設定による漁獲努力量削減措置、マコガレイ、マアナゴなどの資源回復に向けた生態調査やマダイ、ヒラメなど栽培漁業対象魚種を主とした資源動向調査の実施、漁協合併による漁獲物一元化、仲買人の集約化による漁獲物の価格維持、流通効率化の検討、加工品の開発・販売、産地表示タグ付けによる付加価値向上−−などの措置を盛り込んでいる。【水産庁】

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