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環境ニュース[国内]

精密農業の技術を駆使した環境負荷低減型農業普及へ 農水省が18年度に補助事業

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2006.04.05 【情報源】農林水産省/2006.04.05 発表

 農林水産省は、「精密農業」の研究成果を環境にやさしい農業の推進に活用しようとする農業者団体などを助成する「IT活用型営農成果重視事業」を、平成18年度から新たに開始する。
 「精密農業」とは、作物が生育するほ場環境の変化や、作物自体の生育変化を数値情報として把握し、ITを駆使して一元管理することにより、農薬・肥料、労力の効果的な投入を達成する新しい農業技術。
 例えば、稲の葉色変化をセンサーで計測したデータをもとに、肥料不足の土壌の範囲を特定する技術と、施肥量を自動調整する農業機械を組み合わせれば、効果的な肥料散布が期待できる。
 今回スタートする「IT活用型営農成果重視事業」は、全国の大学、企業で研究が進められてきた「精密農業」の成果を活用し、環境負荷を低減できるIT活用型営農を構築しようとする農業者団体らに対し、情報収集費、土壌・生育分析費、コンピュータシステム構築費、農業機械導入費−−などの一部を助成するもの。事業期間は18〜20年の3年間、18年度の補助総額は約1億円とされている。
 なお事業の環境負荷削減目標としては、肥料成分のほ場外への流出量の5割低減・農薬使用量の5割低減−−が設定されている。【農林水産省】

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