一般財団法人環境イノベーション情報機構
PCB廃棄物処理基本計画変更概要案への意見募集結果公表
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2006.03.22 【情報源】環境省/2006.03.20 発表
環境省は平成18年2月2日から23日まで実施していた、ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物処理基本計画の変更概要案に対する意見募集結果をまとめ、18年3月20日に公表した。(1)「北九州ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業」の第2期施設の処理能力を「1日につき、約1.3トン(PCB分解量)」と規定し、処理対象をすべてのPCB廃棄物の処理が可能となるよう規定する、(2)「北海道ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業」の事業開始予定時期を、事業の進捗状況にあわせ、「19年10月」に変更する、(3)PCB汚染物を安全で効率的に処理できる技術が開発されたことを踏まえ、「PCB汚染物等の処理施設の整備に関する方針」に汚染物処理体制整備について早急に検討を進めることを規定する−−などが主な内容。
この案に対し、寄せられた意見は26件。
意見にはたとえば、「低濃度のPCBに汚染されているか判定するため、安価で迅速な測定方法が必要である」という内容があり、この意見に対しては「低濃度PCB汚染物対策検討委員会で簡易測定法を検討中」という回答が示されている。【環境省】